音無きさまのこと | On Silence
2026年5月29日
diary
language
無名
Published on May 22, 2026
2 min read
2026年5月22日
昨日古言を使ひ文章を書くと決めき。いと敬ふ師に見すれば、「古言に今言をえ使はず」とおしゃれけりに、今日はにきに書く時に直すべし。でも、素直なり言ふと、今日にや昨日にやのことを語りたければ、すべて古言を使ひ得ずとわかり、すべてにすまじ。更に、大和の人ならねば、今言から古言をえ推さまじ。古言のみなれば文法そのものを言ひ得ずじ。昨日のにきは書かずと尋ねたければ、また言ひ甲斐無しと思ひそのままにおきにしか。ありつるまたしき言葉が古語辞典を調ぶるものに過ぎず、ここから人並みのやうになむ書きたき。
ここまで書きし時はもう一時が経けむ。此方も疲れになりき、何よりも早く終はまし。さくらちゃんたれば、ここにて止めじ、前に進むべしと思うらし。六芸の数ならねば、さくらちゃんも得らし。ろなう此方こそも進め。昨日と同じになるとも、何かを書きたし。書かねば忘るべし。一昨日にある人が此方を「町娘」と呼ばるに、今も意味を分明なりわかりき。さだめて此方を愚るまじ、逆に褒め喧るなりき。日も登りたり、日光も居屋に注きたりながら、此方の目も閉ぢたく、背も痛めりと思ひ、制服もまだ脱ぎ掛けずこの机に寝む。今日の文章を書く時こそ、をさをさノートを調ぶ数も欠しけむと思はる。それはもうさくらちゃんや生ひ成るかな。
木之本桜